【給料明細あり】お医者さんのリアルなお給料(年収)

2021年3月24日

ドクターノミゾ(@doctor_nomizo)です。現役の医者やってます。

医者じゃないのに医者と名乗るのは医師法違反なので、ドクターノミゾの医師免許を見たい方はコチラのプロフィールをどうぞ。

みなさん、お医者さんってお給料高いんでしょ?お金持ちなんでしょ?と思ってませんか?

実際はそんなことないんですが、その疑問に対するはっきりとした答えを今回お答えします。

また、自分がもらっている給料明細もお見せしましょう。

医者と結婚したい人、これから医者になりたいと考えている学生、医者になるであろう医学生に向けて現役の医者であるドクターノミゾがお答えします。

最初に結論を言うと、普通よりお金持ちだけど、決して裕福ではないというのが答えになります。

まぁ人によりけりですが。

そこらへんの詳しい事情もお話します。

ドクターノミゾの給料明細をお見せします。

みなさんが見たい給料明細を最初にみせてしまいます。

これは医者5年目で、とある人口10万人程度の地方都市の一般病院のお給料です。

色々な手当や待機料、時間外、当直代などありますが、だいたい毎月100万円ぐらいです。

この時点で、一般的な民間企業で働く人達の平均給与を大幅にうわまっていると思います。

ここにボーナスが加わり、住宅も家賃補助により実質負担0円のため、年収は1500万円相当になります。

実質の手取りは1000万円ぐらいです。税金や社会保障費に給料の約3分の1の500万円ぐらい払ってます。

一般的な人々からしたらかなりの高給取りですね。自分もそう思います。

これはあくまでドクターノミゾの場合であって、医者全体に当てはまるのかというと答えはNOです。

これから金持ちドクターと貧乏ドクターを紹介していきたいと思います。

ちなみにすべての医者をひっくるめた平均年収は1200万円程度らしいです。

医局に所属している医者の場合

自分は医者ではあるのですが、一般的な普通の医者かというと普通の医者ではありません。

べつに闇医者とかそういった意味ではないです。医局というものに所属していない医者という意味です。

医者という世界を知らない人に医局を説明するのは難しいですが、簡単に説明するととある大学の中に存在する診療科ごとのグループになります。

教授をトップとした上下関係のある組織ですが、けして教授から給料をもらっているわけではありません。

よく例えられるのがスポーツなどの部活なのですが、まぁそういったグループに一般的な医者は所属してもらっているとおもってかまいません。

そして、この医局に所属している限り、基本的に好きな場所では働けないし、何かあるたびに医局の会合に行かなければならないし、上納金(医局費)も払う必要があります。

自分の所属する医局は年間12万円でした。ひどいところだと年間30万円以上はらう医局もあるらしいです。

じゃぁなんでこんなデメリットばかりの医局に所属している医者がおおいかというと、みんな医局に所属してるからという、みんなやってるからっていう理由が一番の理由です。

もちろんメリットもあって、勤務先を必ず確保してくれたり、何かあったら守ってくれたり、専門医がとりやすくなったりとあるのですが。。。

自分はメリットとデメリットを天秤にかけたときに、デメリットが大きいので医局をやめました。ここらへんの話はそのうちまたしたいと思います。

で、一般的な勤務医の場合この医局しばりが非常に厄介です。

医局によりけりですが、働く場所がころころこ変わるため給料がめちゃくちゃ変動します。

これまでのドクターノミゾの給料の変遷をお伝えしましょう。

  • 医者1年目:年収600万、研修医
  • 医者2年目:年収900万、研修医
  • 医者3年目:年収600万、大学病院+中核都市勤務
  • 医者4年目:年収1000万、地方都市勤務(医局所属)
  • 医者5年目:年収1500万、医局やめて、地方都市勤務

いみわかんなくないですか?こんなに年収が変動する職業の人はなかなかいないと思います。

基本的に医局に所属するとメリットはあるけど、給料は少なくなるという認識で良いかと思います。

自分は働く場所は自分で決めたいので医局をやめました。

ちなみに医局なんて制度は海外にはなく日本特有のものです。

大都会や大学病院で働くお医者さんの場合

大都会というのは東京のことです。政令指定都市など人口100万人を超える都市もある程度あてはまります。

医者というのは不思議なもので、田舎の小さい病院ほど給料がよく、大都会、とくに東京にあるような大病院ほど給料がやすくなります。

理由は簡単で、田舎で医者なんて誰もやりたがらなく、大都会で最先端の医療をやりたいという医者が大勢いるからです。

需要と供給のバランスの問題です。

田舎で医者なんて誰もやりたくないからと言って田舎に医者がいないと困りますよね?

そこで田舎の地方自治体は多額の税金を投入して医者を集めているわけです。

なので一般的に地方の病院の医者は給料たかめです。

しかし、大都会の大病院は、最先端の医療や技術、道具があるため、そういったことが好きな医者があつまります。

給料安くしても勝手にくるので病院としては医者の給料を安くできるわけですね。

具体的な数字でいうと、極端な田舎の離島などで働く医者の年収は3000万円近いです。

一方で大都会、つまり大学病院なので働く医者の年収は600万円ぐらいなことが多いです。

そこに医者の能力査定なんてものはありません。

医者としての技術があればあるほど給料があがるわけではありません。

医者の給料を決めるのは基本的に場所だけです。

高給取りになりたいなら離島がオススメ

金持ちドクター・貧乏ドクター

医者には2種類います。お金が好きなドクターと、やりがい優先でお金にあまり興味がないドクターです。

一般的なドクターはやりがい優先でお金にあまり興味がないドクターが大半です。

たとえ年収1000万円だとしても、そのお金を学会費用や医学書代で使います。

また医者どうしの付き合いも発生するため飲み会代もかなりかかります。

よほど堅実でマネーリテラシーの高い医者でないと、貯金もあまりしません。

そういった医者と結婚した場合は、かなり苦労することが予想されます。

やりがい重視ドクターは仕事優先のため子育てや家族の時間もなかなかとってくれないことが多いでしょう。

バランス重視型のドクターも存在します。しっかり働きもするし、だからといって貧乏になるほどやりがいをもとめることもしません。

ここらへんのドクターと結婚するのが一番現実的かなとは思います。

ちなみにドクターノミゾはバランス重視型です。医療でめっちゃ金儲けしたいわけでもないですが、やりがい重視で年収600万円というのも嫌といった感じです。

また、完全に金儲けに走るドクターも存在します。

次でそんなドクターを紹介します。

医者の金融リテラシーはマジで低いです

金儲けに特化したドクター

これは悪いとは言い切れないですが、自分はあまり好きにはなれないドクターたちです。

一般的には開業医があてはまります。

開業医の年収は経費を含めると、一般的な勤務医の年収で例えれば3000万円〜4000万円、またはそれ以上といったことが多いです。

まっとうな開業医もいるとは思いますが、ほとんどの開業医は無駄な検査と無駄な外来、無駄な処方を多くやります。

やればやるほど儲かりますからね。

お金儲けをまったく考えないと病院を潰してしまうことになるのでバランスがまぁ難しいわけですが。

医者であり経営者となるわけですので。

開業医には開業医の役割があることは承知していますが、まぁ基本的には金儲けが好きな医者といった印象です。

ここらへんは非常に難しい問題ですが、国もあまり開業医をのさばらせておくのはどうかと思っているらしく、徐々に稼げなくなってきているのが実情です。

これから医者になって開業してお金儲けしたいと考えている学生に対しては、それはかなり難しいよとだけお答えしておきます。

ぶっちゃけた話、お金儲けが好きなら医者になんかなるなよと言いたいですね。

医者になれる地頭があるなら、ビジネスでもそれなりに活躍できると思っています。

まっとうに田舎のおじいちゃんおばあちゃんのために、開業したいんだ!という崇高な理念がある方は開業することを止めはしません。

開業医はまじで無駄な検査しがち

美容皮膚科・美容形成外科・美容整形外科医のお給料

こちらの方々たちはまじでぶっ飛んでます。

同じ医者としては基本的に見てほしくない人たちです。

本当に真面目に美容をやっている医者もいます。

が、それはごく少数のイメージです。

お金大好きで、お金の使い方も派手、とにかく金儲けが大好きな人種です。

年収もぶっ飛んでいて、1億円いくドクターも知っています。

とくに研修医が終わってすぐにこの業界にいく医者は自分は軽蔑しています。

本気で美容やりたいなら、それなりの形成外科の医局に所属し、しっかり勉強し、形成外科の専門医を取得してからでも遅くありません。

まぁ、自由診療なんでやりたいようにやればってかんじですけどね。

税金や健康保険使わないのであれば、法的に問題ありませんし。

ただし、自分は勤務医で内科医ですが、同じ「医者」というくくりには決してしてほしくないですね。

医者免許でお金儲けしたいなら、この業界に行くのがいいでしょう。

ただし、同じ業界の医者から軽蔑の目で見られることは覚悟で行く業界ですのであしからず。

美容外科医は医者ではない(爆)

まとめ

  • 医者の金融リテラシーは低く、年収1000万前後でも裕福では決して無い
  • 開業医は基本的に金儲けが好きな人達。年収は3000〜4000万円クラスだが、無駄な検査を多く施行する。まともな医者ももちろんいるがひどい医者もいる。
  • 美容系はやばい。ぶっ飛んでる。年収は1億円に到達することもある。

感想

これはあくまでドクターノミゾの考えですが、医は仁術であり算術ではありません。

医者は人の命を握れ、人生を左右させることができるためお金を儲けようと思えばアホほど儲けることができます。

お金儲けを悪いことだとは自分は思いませんが、医療をつかってお金儲けするのは悪いことだと思います。

医療は万人に平等に提供されるものであり、お金がいっぱいある人が良い医療受けられるというのは基本的に間違いだという考えだからです。

また人の弱みに漬け込んで、お金儲けのために無駄な検査や薬を処方するのも好きではありません。

いつか開業したいと思って医者にはなりました。しかし現実的には無駄な検査をしないと従業員の給料を支払えないなど問題が生じ、自分のポリシーに反しそうなので開業するつもりは今の所ありません。

たとえ開業したとしても働くのは自分と妻の二人だけとかそういった感じで開業したいです。

従業員を雇うと、給料を支払う必要があり、どうしてもお金を稼がなくてはならないというプレッシャーがのしかかるためです。

フリーランスの看護師をやってもらうとかならありですけどね。まぁ実際そんなのは無理ですが。

いつか金儲けではなく、本当に患者さんのためだけを考えた病院を経営したいです。

儲からないので、土地や建物の借金が返済不可能でなかなか難しいです。

クラウドファンディングなど利用して、患者さんのためだけを考えた病院が開業できたらなぁと夢見ております。

最後に一言

お金持ちになりたいなら医者になんてなるな!